ブラジルのミナスジェライス州サンアントニオ地区を中心に20軒ほどの農家で栽培されたコーヒーです。
名前の由来は、後味にほんのり感じられるショコラの様な味わいからです。えっ!チョコ風味?と思われるかもしれませんが、コーヒーの評価には良く使われる表現の一つで、アメリカスペシャルティーコーヒー協会発行のcoffee taster's flavor wheel(その一部を下に掲載)にも載っています。
糖質が焙煎によってカラメル化しコーヒーの苦味を形成します。そのカラメル風味はナッツ、キャラメル(カラメル)、チョコレートに分類されます。もともとチョコレートもカカオの種を煎って粉にしてカカオバターで練り固めたものですから味の親戚筋にあたるかもしれません。因みにチョコレート会社のバイヤーが探し求める良質のカカオの果肉は強い酸味を有しているそうで、これもコーヒーと同じです。(酸味は焙煎で減少します)