グアテマラ アンティグア地方のサンラファエルウリアス農園産 精製は水洗タイプ
農園名 : San Rafael Urias 農園
設立年 : 1939年
農園主 : Mr. Rafael Valdes Antonio氏
生産量 : 700袋(69kg麻袋)
品種 :ブルボン種(85%)、カツーラ種(13%)、ティピカ種(2%)
標高 : 1,500~1,650m
COE 受賞歴 : 2001年,2005年,2018年
農園には大きな噴水があり、それがロゴになっていています。1739とあり、これを設立年とする場合もあるようです。古い農園は分家なども進んでいる場合が多く詳しいことは分かりませんが、農園のなにかしらの基礎があったものと思われます。ロゴは今年の麻袋にも印刷されています。また、ガテマラコーヒーの歴史の本にも1800年代から登場しています。
2000年に始まったカップオブエクセレンスのコンテストでも3回入賞している実力派農園です。また、同農園はコンテストものと通常品の差が少ないことでも知られています。昔ながらの栽培法に拘り、徹底して完熟豆のみを集めているそうで、その結果は輸入された豆に現れています。
今ではガテマラのアンティグア地方は世界に知られたコーヒーの名産地です。農園やその年の作柄により味は多少異なりますが、全般にまろやかでコクがあり味わい深く香りも強いコーヒーらしいコーヒーです。
Genuine Antigua Coffee Growers Association (APCA)は、アンティグアに所在する30数軒の会員の農園で構成されアンティグアの伝統農法を守っています。
アンティグアは、アグア、アカテナンゴ、フエゴの3火山に挟まれた渓谷で、多くは海抜1,500m前後の谷底で栽培されています。日陰栽培の樹木は、特に霜から守るために他よりも密集して植えられています。気候的には雨が少なく、保水力のある土壌と浅く豊富な地下水がこれを補っています。「シェードツリー(木陰を使った日陰栽培)」と「サンドライ(天日乾燥)」は、品質の高いグァテマラコーヒーでは当たり前とさえ言えます。
(参考)グァテマラのコーヒーの95%は木陰の日陰栽培で、コーヒー栽培のために植えられた3,800万本の木陰用の樹木は、26万ヘクタールにも及び、中米最大の人工林を形成し、渡り鳥の生育に重要な役割も果たしています。